
2009年に咲いたときには、花茎は2センチ程度でしたでしょうか。ホントに小さかったのです!それに紫色もあまり強くでてはいませんでした。
購入したばかりの開花株で、2月に一度咲いたあとに、3月に次の蕾が開いてくれました。
今年の子と比較しても、全くベツモノの品種のようです。
2009年3月12日撮影
あるいは、お隣にローズカメレオンの鉢を置いていたので、もしかすると勝手にローズカメレオンと交配してくれている可能性もなくもない!? などと、非常に楽観的(^^ゞ その答えがでるまでにまだ3~4年はかかりますねぇ~
咲き始めの頃には、花びら(ガク弁)に緑色のシマシマ模様が見えていましたけど、除除にマットな紫色一色のお姿になりつつあります。お日様の光に透かしてみると、縞模様の片鱗が残っている子もいますが。
血統の正しい純潔の原種…クリスマスローズ 原種 H.atrorubens アトロルーベンスは、
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Rakutenお写真ですと、ちょっと白っぽい感じになってしまっていますが、実物はもっと深い紫色なんです。
ついついお天気の良すぎるような日を選んで撮影してしまうのですけど、そうするとハレーションを起こしてしまって、黒っぽい色あいの子なのに、白っぽく写ってしまうんですよね^^;

蕾の頭が天に向かってでてくる子も、時間の経過とともにうつむき始め、すっかりお花が開く頃には、ほとんどお顔がみえなくなってしまいますが、そうした咲き姿もとてもかわいらしいです。
Helleborus atrorubens ヘレボルス 原種系
アトロルーベンス
2010年2月16日撮影
今回は‘ローズカメレオン’さんとの婚儀に失敗してしまいましたが、次の花婿候補を探さねばっ。
でもこれから咲く子たちは、ほとんどがハイブリッドで咲いてくれるとしても原種モノはまだまだ・・・現時点ではカップリング候補がいないなぁ~
‘ブルーブラック'との縁談を纏めてみようかしらん。

寒さが厳しいときには、皆さらに下向きに咲いてしまうので、シベの様子もあまり見ることができません。
でもこの子は鉢植えなので、高いところに鉢を置いて撮影できますゆえ、腰痛の心配はありませぬ(笑)
まだまだ蕾があがってきそうな雰囲気もあり、この先水遣り頻度に気をつけつつ、ジメジメさせすぎないように管理してゆかねばっ。

【
アトロルーベンスの育て方】
アトロルーベンスは原種モノのなかでも、割り合いと育てやすい丈夫な品種だといわれているにもかかわらず、半分病気にさせてしまった私。他の原種系の子たちの行く末も案じられます・・ トホホ
■実生から殖やす場合・・・
アトロルーベンスはヒブリドゥスよりも開花までに時間がかかります。
発芽から開花までは4~5年。
種は採取したら、ネットなどにいれて地中に埋めておき、湿らせた状態のものを秋播きするのが一般的です。種まきするときは、まず種子表面についている「発芽抑制物質」を分解させるために、湿度を保った状態で22~24℃で最低6~8週間、その後、同じ状態でマイナス4~+4℃くらいの低温に6~8週間あたらせ、その後は約+10℃までに保ちながら種を管理するとうまく発芽するようです。
採り播きという手もありますが、種を播いてからは湿度を保ち、用土を乾かさないようにすることが重要ですので、春から秋の発芽の間用土を乾かさないように注意が必要です。
■春、開花株を入手した場合
そのまま鉢で愉しみ、花が終わったら種をつけさせないように花柄摘みを行いますが、花弁(ガク)だけを残し、子房を摘み取ることで、開花時期を長く愉しむ方法もあります。
その後、3月までに鉢増しの作業を行います。 休眠期に入ってゆくため、春の場合には根鉢はほどんど崩さないようにして、蓋回り大きな鉢に植えつけます。
これまでの経験から、我家では夏涼しいため、4月から5月上旬までに植え替えをしても大丈夫でした。その代わり梅雨時の雨には当てないように管理します。
■秋に入手した場合
9月か10月くらいまでに入手した苗の場合、そうそうに鉢増しをしてあげます。
まだ本格的な寒さがくるまでにたっぷりと時間がありますので、寒くなるまでに根を活着させてあげることができ、入手時期としては最適です。
ただし、開花株はないので、実物を見ることができない点に不安が残ります。
この場合、メリクロン苗ならば大丈夫! 自分の欲しい苗が手に入ります。
■冬期間に株を入手した場合
私のように寒冷地に住むものは、根っこを凍らせないことが大事です。
いくら寒さに強い植物と言われていても、油断大敵。根っこが凍ってしまっては、さすがにスクスクと元気よくは育ってくれません。
私がこれまで育ててきた感じでは、入手株というのは栽培者のところで、一定の環境(温室)などで育てられていることが多いので、自分の家の環境にすぐに対応しきれない場合があるのではないかと。
そこで私の場合、まず手元に来たら軒下などに置いて、除除に気温にならし、しばらくしてから鉢増しの作業をします。
真冬は凍結させないように軒下や玄関に取込んであげてます。ある程度株が大きくなり、我家の環境になれてくれると耐寒度も増すように思います。
そして日中は鉢を表に出して、できるだけ外で日光に当てて光合成をさせます。花後は3~4月に一回り大きな鉢に根鉢をくずさないようにして、植替えをします。
地植えにするのは、この鉢で1~2年たち、根鉢がしっかりしてから、早春に行います。そうすることでかなり我家の環境に適合してから、庭に根付く確率がアップするようです。
■植え付け
植え付けは、鉢植えと地植えがあります。
開花株ならば、入手した年の春に庭に植えつけても大丈夫だと思います。
ビニールポット苗の幼い苗の場合には、鉢増しの作業となります。
このとき小さな苗の場合は、軽石などを底石として入れなくても良く、大苗になってからは底石を使います。
用土は赤玉土5:鹿沼土2:腐葉土3、または4:4:2の割り合いを目安にして、植えつけています。
また鉢は深めの駄温鉢などを用い、夏場のことを考えて通気性の良いものを選びます。
地植え・鉢植えともに、夏の直射日光は避けるようにします。
■水やり
地植えの場合は植付け後以外は必要はありません。
鉢植えの場合は秋から春にかけて生育期には、用土の表面が乾いたら鉢底から水がでるまで、たっぷりと与えます。夏場は水のやりすぎはご法度で、夕方に与えたり、鉢の回りに打ち水をするなどして、温度を下げる努力が必要かもしれません。
我家の場合は、ちょっとした木陰に置いておく程度で、あまり水遣りなどせずとも育ってくれるのは楽です。
冬季には葉が枯れるのですが、その間も水遣りを忘れないようにします。
■施肥
生育期(秋と春)に液体肥料を1~2週間に1度くらい与えるか、緩効性の肥料をばら撒いておきます。その際、新芽に肥料が触れたりしないように注意します。
半休眠状態の夏には絶対に肥料は与えません。
地植えの場合は植え付け時に元肥をすきこむ程度でも十分育つようで、肥料にはあまり気遣わなくてもダイジョウブ。ただあまり生育度が良くないようなら、液体肥料などを与えます。
■増やし方と植え替え
秋と春が植え替えの適期ですが、我家の場合は早春が適期。根詰まりしてしまっているようなら、株分けをしつつ、株も殖やすことができます。分けるときには、清潔なハサミなどを使って、4~5芽を残すようにして、切り分けます。
地植えにしてあるものをほりあげるとかなり根っこがあって、びっくりしますが、ヘラボの場合は活性化させるということを念頭に置き、殖やすということを思いすぎて、株を小さくわけすぎると失敗してしまうようです。
関東以西にお住まいの方は、冬期間の気温が零下にならないので、秋に植え替えするようにします。
早春を逃してしまった場合には、根鉢を崩さないようにして、鉢増しする感覚で植え替えをするか、地植えにします。
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